職場・学校のストレス

休職・復職と診断書のご相談

「このまま働き続けて大丈夫だろうか」「休みたいけれど、職場に迷惑をかけそうで言い出せない」——。こころの不調で仕事がつらくなったとき、休むことは逃げではなく、回復のための大切な選択肢のひとつです。休職の判断から、休んでいる間の過ごし方、復職まで、一緒に考えていきます。

こんなサインはありませんか

  • 朝、出勤しようとすると体が動かない、涙が出る
  • 仕事のミスが増えた、以前より明らかに能率が落ちた
  • 休日も仕事のことが頭から離れず、休んだ気がしない
  • 眠れない、食欲がない状態が続いている
  • 職場に向かう途中や、日曜の夜に動悸や吐き気が出る
  • 「休みたい」と思っても、迷惑をかけると思い言い出せない

当てはまる数で診断が決まるわけではありません。つらさが続いて、暮らしや仕事に差しさわりが出ているときは、早めにご相談ください。

休職を考えたほうがよいとき

うつ病や適応障害などで心身のエネルギーが落ちているときに、無理をして働き続けると、症状が長引いたり、重くなったりすることがあります。次のような状態が続いているときは、働き方を見直すタイミングかもしれません。

  • 眠れない・食べられないなど、体の不調が続いている
  • 集中力や判断力が落ち、仕事を以前のようにこなせない
  • 出勤前や職場で、強い不安・動悸・涙が出るなどの反応が出る
  • 休日に休んでも疲れが回復しない

必ずしも「休職」だけが答えではありません。業務量を減らす、配置を変える、短時間勤務にするなど、働きながら負担を軽くする方法もあります。症状の重さや仕事の内容を伺ったうえで、どの方法がよいかを一緒に考えます。

休職の診断書について

休職するときは、多くの職場で医師の診断書の提出が求められます。当院では、診察で症状や経過、仕事の状況を伺い、医学的に休養が必要と判断した場合に診断書を作成します。

  1. 受診・診察:いまの症状、いつから続いているか、仕事や生活への影響を伺います。
  2. 休養の必要性と期間の判断:症状に応じて、休養が必要か、どのくらいの期間が目安かを判断します。最初は1〜3か月ほどの期間で出し、経過を見て延長や復職を検討することが一般的です。
  3. 診断書の作成:職場の決まった書式がある場合はお持ちください。

診断書は、診察にもとづいて医師が判断して作成するものです。初診の日にすぐお渡しできない場合や、ご希望の内容どおりに作成できない場合もあることをご了承ください。なお、労災(労働災害)に関する診断書・意見書の作成は、当院では行っていません。

休職中の過ごし方

休職中は、回復の段階に合わせて過ごし方を変えていくことが大切です。

はじめのうち:とにかく休む

休み始めは、疲れが一気に出て、眠ってばかりいたり、何もする気が起きなかったりすることがあります。それは回復に必要な時間です。仕事のメールや連絡はできるだけ控え、罪悪感を持たずに休むことを優先しましょう。

少し楽になってきたら:生活リズムを整える

起きる時間と寝る時間をそろえ、朝に日の光を浴びる、散歩をするなど、少しずつ活動を増やします。昼夜逆転が続くと、復職のときに大きな負担になります。

復職が見えてきたら:働く準備をする

通勤と同じ時間に家を出て図書館などで過ごす、読書や軽い作業で集中力を確かめるなど、仕事に近い負荷に体を慣らしていきます。

大きな決断(退職・転職など)は、できるだけ体調が回復してから考えるのがおすすめです。

休職中の収入(傷病手当金のあらまし)

会社などの健康保険(協会けんぽ・健康保険組合・共済組合など)に加入している方が、業務外の病気やけがで仕事を休み、給与が十分に支払われない場合、一定の条件のもとで傷病手当金を受け取れることがあります。

  • 申請書には、医師が記入する欄があります。当院で治療を受けている期間について記入します。
  • 支給される期間や金額、待期期間などの条件は、加入している健康保険の決まりによります。詳しくは、勤務先の担当部署や加入している健康保険にご確認ください。
  • 国民健康保険には、原則としてこの制度がありません。

このほか、医療費の負担を軽くする「自立支援医療(精神通院医療)」が使える場合もあります。制度についてわからないことは、診察のときにお気軽にお尋ねください。

復職の目安

復職は、「気分が良くなったから」だけでなく、働き続けられる状態に戻っているかを確かめながら進めることが大切です。厚生労働省の「心の健康問題により休業した労働者の職場復帰支援の手引き」でも、本人・主治医・職場が連携して段階的に進めることがすすめられています。復職を考える目安として、次のような点を確かめます。

  • 決まった時間に起きて、日中に活動できる生活リズムが続いている
  • 通勤できる体力・気力がある
  • 仕事に必要な集中力が、ある程度戻っている
  • 疲れたときに、休む・相談するなどの対処ができる

復職できる状態と判断した場合は、復職可能の診断書を作成します。必要に応じて、短時間勤務から始める、業務内容を調整するなど、無理のない戻り方を職場と相談していただくための意見もお伝えします。

職場に休職を伝えるとき

体調が悪いときに、職場へ休職を切り出すのは大きな負担です。少しでも負担を減らすために、次のような点を参考にしてください。

  • 伝える相手:まずは直属の上司か、人事・総務の担当者に伝えるのが一般的です。直接話すのがつらいときは、メールや電話でもかまいません。
  • 伝える内容:「医師から休養が必要と言われた」「診断書を提出する」ことが伝われば十分です。病気の詳しい内容まで説明する必要はありません。
  • 引き継ぎ:できる範囲でかまいません。体調が悪いときは、無理をせず、職場に任せることも大切です。
  • 確認しておくこと:休職できる期間、休職中の連絡の方法、給与や傷病手当金の手続きなど、就業規則で決まっていることを確認しておくと安心です。家族に代わりに確認してもらうのもひとつの方法です。

どう伝えればよいか迷うときは、診察で一緒に整理しましょう。

職場・産業医との連携

休職や復職は、本人と主治医だけでなく、職場(上司・人事)や産業医と情報を共有しながら進めると、スムーズになりやすいです。

  • 職場から主治医への問い合わせや、情報提供の依頼がある場合は、ご本人の同意を得たうえで対応します。
  • 産業医との面談がある場合は、診察で伺った内容をもとに、配慮してほしい点を整理するお手伝いをします。
  • 職場に伝えたくないことは、無理に伝える必要はありません。どこまで共有するかは、ご本人と相談して決めます。

院長は日本医師会認定産業医の資格を持っており、職場の立場もふまえたご相談に対応できます。

リワーク(復職支援プログラム)

休職をくり返している方や、長く休んでいた方には、復職前に「リワーク(復職支援プログラム)」を利用する方法もあります。リワークでは、通所して決まった時間に作業やグループワークをこなし、生活リズムや集中力を整えたり、ストレスへの対処法を学んだりします。

  • 精神科の医療機関が行う、デイケア型のリワークプログラム
  • 各都道府県の地域障害者職業センターが行うリワーク支援
  • 企業が独自に行う復職支援の仕組み

当院では、必要に応じて、リワークを行っている医療機関や支援機関をご紹介します。

よくあるご質問

診察で症状や経過を伺い、医学的に休養が必要と判断した場合は、初診の日に作成できることもあります。ただし、症状の確認に時間が必要な場合や、ご希望の内容どおりに作成できない場合もありますので、あらかじめご了承ください。

診断書に記載する内容は、職場への提出が必要な範囲で、ご本人と相談しながら決めます。気になることがあれば、診察のときにお伝えください。

症状や回復のペースによって異なります。最初は1〜3か月ほどの期間で診断書を作成し、経過を見ながら延長や復職を検討することが一般的です。

申し訳ありませんが、労災(労働災害)に関する診断書・意見書の作成は、当院では行っていません。

回復の段階によっては、気分転換や体を動かすことが回復の助けになることもあります。一方で、職場の規則や周囲の受け止め方もあるため、どのように過ごすかは、診察で相談しながら決めていきましょう。

体調が十分でないときは、判断が悲観的にかたよりやすいため、大きな決断はできるだけ回復してから考えることをおすすめしています。迷っている気持ちも含めて、診察でお話しください。

あかつきメンタルクリニックでの診療

当院は、名古屋市中区丸の内(地下鉄「丸の内」駅から徒歩4分、「伏見」駅から徒歩7分)にある精神科・心療内科のクリニックです。診療時間は平日 10:00〜18:00、土日祝 9:00〜17:00(どちらもお昼休みあり)です。診療日は Web予約の空き状況でご確認ください。

  • 初めての方は、Web予約・公式LINE・お電話(050-3529-9731)でご予約ください。
  • 初診では、いまお困りのこと、これまでの経過、生活や体の状態などを伺い、今後の進め方を一緒に考えます。
  • 16〜18歳の方は保護者の方の同伴をお願いしています。15歳以下の方の診療は行っていません。
  • 入院や専門的な治療が望ましいと考えられる場合は、適した医療機関をご紹介します。

受診の前に、受診にあたって(持ち物・当院で診療をお受けできない場合)をご確認ください。

Web予約 公式LINEのご案内 お電話 050-3529-9731

参考にした資料

  • 厚生労働省「心の健康問題により休業した労働者の職場復帰支援の手引き」
  • 厚生労働省 働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト「こころの耳」
  • 全国健康保険協会(協会けんぽ)傷病手当金の案内
  • 独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構「地域障害者職業センター」

このページは、こころの病気についての一般的な情報です。診断や治療の方針は、診察でお話を伺ったうえで一人ひとりに合わせて決めます。気になる症状があるときは、自己判断せずにご相談ください。

診察室に入る前から、
あなたのペースで。

人目が気になる方も安心。ご予約はWEBから1分で。

Web予約に進む →